目次
みなさん、こんにちは。SMILEVISAです!
自動車整備の特定技能2号評価試験について、国土交通省より令和6年7月16日より実施されることがアナウンスされました。
そこで今回は、自動車整備分野における特定技能2号評価試験の内容や申し込み方法について、解説していきます。
自動車整備分野の特定技能2号についての全体的な概要についてはこちらの記事で紹介しています。
自動車整備分野における特定技能2号評価試験とは
特定技能2号の自動車整備分野における試験は、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会(略称:日整連)が実施しています。
自動車整備分野において特定技能2号に移行するためには、「自動車整備分野特定技能2号評価試験」もしくは「自動車整備士技能検定試験2級」に合格する必要があります。
ここでは、自動車整備分野における特定技能2号評価試験について、試験の日程や受験資格、受験料を詳しく見ていきましょう。
自動車整備分野特定技能2号評価試験の実施場所・日程
自動車整備分野特定技能2号評価試験に関しては、現時点では(2024年8月)受験できる場所が全国となっています。
特定技能2号試験の日程に関しては、プロメトリックの日本国内の開催日程で随時公表されているため、日程と希望する会場についてこまめにチェックしましょう。
自動車整備分野特定技能2号試験の申込方法
自動車整備分野の特定技能2号試験については、プロメトリックの自動車整備(特定技能2号評価試験のページ)を通じて申し込みが可能です。流れは下記の通りです。
- プロメトリックのウェブサイトよりID作成をする
- プロメトリックのウェブサイトにログインし、試験予約をする
- 受験者情報の入力や顔写真のアップロードをし、支払いをする
- 申し込み内容が記載された確認書をダウンロードする
以上で申し込みが完了します。
実際に試験に合格した後の、試験合格証明書の交付に関しては、下記の書類が必要となります。
- 合格者が受入れ機関と雇用契約を締結したことがわかる書類のコピー(本人サイン入り)
- 特定技能評価試験合格証明書交付申請書
- 特定技能評価試験合格証明書交付連絡票
- 自動車整備作業の実務経験証明書(特定技能2号評価試験合格証明書用)
これらの書類をメールに添付し、申請します。申請書のフォーマットについては日整連の特定技能評価試験「8. 試験合格証明書について(About the test certificate)」からダウンロードできます。
2024年8月の現時点では特定技能2号評価試験については日本国内からの申し込みのみとなっています。
特定技能2号試験・自動車整備分野における試験の受験資格
自動車整備分野における試験は、特定技能2号の場合、受験資格について下記の通りで定められています。
・受験にあたっては道路運送車両法第78条に基づく地方運輸局長の認証を受けた事業場における3年以上の実務経験が必要
そのため、試験を受ける前に求められる実務経験を満たしているかどうかを確認しておきましょう。自動車整備については、受験する時点での管理的な業務に関する経験は特に求められていません。
自動車整備分野特定技能2号試験の受験料
2024年8月時点では受験料については4,800円(税込)です。さらに、試験に合格した場合、合格証明書交付手数料として16,000円(税込)がかかります。
合格証明書交付手数料については、受入れ機関が負担するようにお知らせが掲載されています。
特定技能2号試験・自動車整備分野における試験内容
自動車整備の特定技能2号試験は、学科試験と実技試験の2種類があります。いずれもCBT方式です。外国人技能養成講習を修了した方は実技試験が免除となりますが、2024年の8月現時点ではまだ講習が実施されていません。
自動車整備分野・特定技能2号試験の詳細
【試験全体の概要】
試験科目:学科試験と実技試験
試験時間:学科試験80分/実技試験30分
言語:日本語
実施方法:CBT方式
【学科試験の詳細】
問題数 | 40問 |
試験時間 | 80分 |
出題形式 | 選択法(四択式) |
実施方法 | CBT方式 |
合格基準 | 正解数が出題数の60%以上 |
科目 | ・構造、機能及び取扱法に関する一般知識 ・点検、修理、調整及び完成検査の方法 ・整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する一般知識 ・材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する一般知識 ・保安基準その他の自動車の整備に関する法規 |
【実技試験の詳細】
問題数 | 問題数は3課題、複数の設問 |
試験時間 | 30分 |
出題形式 | 図等を用いた状況設定において 正しい判別、判断を行わせる判断等試験 |
実施方法 | CBT方式 |
合格基準 | 得点合計が60%以上 |
科目 | ・基本工作 ・点検、分解、組立て、調整及び完成検査 ・一般的な修理 ・整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い |
具体的な試験対策については、日整連の特定技能評価試験「特定技能2号評価試験 Specified skills evaluation test (ⅱ)」にてサンプル問題が公開されています。
試験結果については、試験実施後30日以内を目途に、日整連のウエブサイトに試験合格者のID番号が公表されます。試験に合格し、受入れ機関で雇用契約を結ぶことが決定した場合は、受け入れ企業を通じて受験者に試験合格証明書を交付という流れになります。
自動車整備分野・特定技能2号評価試験の気になる合格率は?
自動車整備の特定技能2号評価試験はまだ2024年7月に始まったばかりのため、まだ結果や合格率は公表されていません。(※2024年8月現在)
自動車整備分野における特定技能2号評価試験に関する注意点・よくある質問
自動車整備分野における試験は、以下の点に注意しましょう。
外国人技能養成講習を修了すれば実技試験が免除に
自動車整備分野の特定技能2号評価試験について、外国人技能養成講習を修了した場合は実技試験が免除となりますが、現時点では講習の開催に向けて講習実施機関が準備中となっているためこの制度がまだ利用できません。
外国人技能養成講習が開始されましたら、国土交通省および日整連で告知がありますが、本記事でも情報が入り次第アップデートいたします。
一度試験に申し込むとキャンセルは不可
プロメトリックでは、下記の通りで告知をしています。
2024年4月より、皆様の適切な受験機会を確保するため、一度予約した試験のキャンセルは一切できなくなります。
試験を予約する際は、試験の選択間違い(言語も含む)や、氏名、生年月日、国籍、性別の登録間違いに十分にご注意ください。
引き続き、試験日の3営業日前(※)の23:59(日本時間)までは日時や場所の変更が可能です。空席がないと予約の変更はできませんので、ご注意ください。
※試験日が土日、日本の祝日の場合は4営業日前までです。営業日は土日・日本の祝日・年末年始休業を除いた日です。引用:プロメトリック公式サイト【重要】試験予約のキャンセル不可について(更新)より
そのため、試験を申し込む際はご注意ください。
自動車整備分野の特定技能2号の試験がついに開始
以上、自動車整備分野の特定技能2号の試験について詳しく解説しました。自動車整備分野の特定技能2号評価試験については始まって間もないため、これからどのように運営が変わっていくのか、注目です。
また、特定技能2号に関するセミナーもオンデマンド形式でいつでもご覧いただけます。参加費無料・オンライン開催で全国どこでも参加が可能ですので、ぜひご参加ください!
【詳細&お申込みはこちらから】
※本セミナーは、受入れ企業様を対象としたセミナーとなります。それ以外の方、競合他社様のお申し込みについてはご遠慮くださいませ。
SMILEVISAではこれから特定技能を自社支援で受け入れていきたい、特定技能の管理費を大幅にコストカットしたい、書類の申請を効率化したい!とお考えの受入れ企業様向けの特定技能管理システムを提供しています。
自社支援の開始に自信がない方でも、問題なく自社支援に切り替える伴走サポートもございます。当社をご利用した100%の企業様が自社支援を成功させています。特定技能の自社支援をご検討の方は、ぜひこちらよりお気軽にご相談ください!
※本記事は現時点(2024年8月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国 在留管理庁や在外公館までご確認をお願いいたします。