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みなさん、こんにちは。SMILEVISAです!
建設分野での特定技能2号外国人は、需要の高まりとともに年々増加する見込みとなっています。
現在建設分野の特定技能1号を受け入れている場合、長く働いてもらうためにも特定技能2号への移行を検討している受入れ企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、建設分野における特定技能2号評価試験の内容や申し込み方法について、解説していきます。
建設分野の特定技能2号についての全体的な概要についてはこちらの記事で紹介しています。
建設分野における特定技能2号評価試験とは
特定技能2号の建設分野における試験は、建設技能人材機構 JACが実施しています。
建設分野において特定技能2号に移行するためには、下記の2つのルートがあります。
パターン①
- 班長としての一定の実務経験(建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者(班長)としての実務経験)
- 建設分野特定技能2号評価試験に合格する
パターン②
- 班長としての一定の実務経験(建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者(班長)としての実務経験)
- 技能検定1級に合格する
建設分野特定技能2号評価試験に関しては、建設技能人材機構 JACが実施していますが、技能検定については中央職業能力開発協会が実施しているため注意しましょう。
それでは建設分野における特定技能2号評価試験について、試験の日程や受験資格、受験料を詳しく見ていきましょう。
建設分野特定技能2号評価試験の実施場所・日程
建設分野特定技能2号評価試験に関しては、現時点では(2024年8月)受験できる場所が全国となっています。(東京・大阪・名古屋・福岡・宮城・新潟・北海道・広島・岡山)
特定技能2号試験の日程に関しては、JACの建設分野特定技能の評価試験情報と申込みで随時公表されているため、こまめにチェックしましょう。
建設分野特定技能2号試験の申込方法
2024年度の試験申し込み期間はJACの建設分野特定技能の評価試験情報と申込みより確認が可能です。
建設分野の特定技能2号試験については、マイページ登録とアプリでの申し込みが必要です。具体的な流れは下記の通りです。
- JACのウェブサイトよりマイページ登録を済ませる
- スマホのアプリ「JAC ExamForm」をダウンロードする
- アプリから申込みをする
- 申し込み内容確認・受験票発行をする
受験票、結果通知、合格証書についてはマイページから受験者本人に直接送られるため、必ず登録を済ませておきましょう。
特定技能2号試験・建設分野における試験の受験資格
建設分野における試験は、特定技能2号の場合、受験資格について下記の通りで定められています。
・班長としての一定の実務経験(建設現場において複数の建設技能者を指導しながら作業に従事し、工程を管理する者(班長)としての実務経験)
そのため、試験を受ける前に求められる実務経験を満たしているかどうかを確認しておきましょう。
建設分野特定技能2号試験の受験料
2024年8月時点では受験料については2,000円となっています。
こちら申し込み時ではなく、受験会場にて現金で集めるため、必ず会場に持参するようにしましょう。
特定技能2号試験・建設分野における試験内容
建設分野の特定技能2号試験は、学科試験と実技試験の2種類があります。いずれもCBT方式です。
建設分野・特定技能2号試験の詳細
【試験全体の概要】
試験科目:学科試験と実技試験
試験時間:学科試験60分/実技試験40分
言語:日本語
実施方法:CBT方式
【学科試験の詳細】
問題数 | 40問 |
試験時間 | 60分 |
出題形式 | 4択式 |
実施方法 | CBT方式 |
合格基準 | 合計点の75%以上 |
【実技試験の詳細】
問題数 | 25問 |
試験時間 | 40分 |
出題形式 | 4択式 |
実施方法 | CBT方式 |
合格基準 | 合計点の75%以上 |
具体的な試験対策については、2024年8月時点の情報として、JACにおいて試験範囲を示すテキスト等の検討を行っているとのことです。令和6年の9月中にはテキストを公開できる可能性があるとしています。
しかしながら、サンプル問題として一部テキストが公開されています。建設分野特定技能の評価試験情報と申込みのページよりダウンロードが可能です。
現時点においては特定技能 1 号評価試験用のテキストにて基本的な学習を進めることをおすすめしています。
試験日から結果発表まではおよそ2週間となっているため、在留資格の申請などが控えている場合は早めに受験をするようにしましょう。
建設分野・特定技能2号評価試験の気になる合格率は?
こちらは、2024年8月に実施された建設分野特定技能2号評価試験の合格者数です。
引用:JACの建設分野特定技能の評価試験情報と申込みより「試験結果」
合格率17~39%となっており、ほかの分野における特定技能2号評価試験の合格率と比較するとやや高い水準となっています。
建設分野における特定技能2号評価試験に関する注意点・よくある質問
建設分野における試験は、以下の点に注意しましょう。
建設分野の特定技能2号評価試験は受験会場で現金支払いのみ
特定技能2号の建設分野については受験料が事前支払いではなく、現地で受験者本人が現金で支払う方法を取っています。
受験する外国人には必ず現金を持参するように伝えておきましょう。また、受験会場での金銭の貸し借りは避けるように勧告されています。
建設分野の特定技能2号評価試験における合格証明書の有効期限は10年間
建設分野の特定技能2号評価試験については、合格証明書に有効期限が定められています。合格証明書の有効期限は、合格証明書の発行日から10年後となるため、注意しましょう。
建設分野の特定技能2号の試験の受験者は今後も増加する見込み
以上、建設分野の特定技能2号の試験について詳しく解説しました。建設分野については、試験の申し込みが比較的他分野と比べて簡素になっています。
しかし、結果が届くまでは2週間ほどかかるため、在留資格の申請に間に合うよう早めの受験を心掛けましょう。
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※本記事は現時点(2024年8月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国 在留管理庁や在外公館までご確認をお願いいたします。