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【最新版】造船・舶用工業分野の特定技能2号評価試験 | 申し込み方法や注意点について詳しく解説

公開日: 最終更新日: PV:44
特定技能2号_造船_試験

みなさん、こんにちは。SMILEVISAです!

現在、造船・舶用工業分野の特定技能1号を受け入れている企業では、今後、特定技能2号に移行したいと希望する外国人も増加することが見込まれます。

造船・舶用工業分野特定技能1号が2号に移行するには、一般財団法人日本海事協会主催の「造船・舶用工業分野特定技能2号試験」を受けて合格する事が必要です。

そこで今回は、造船・舶用工業における試験の内容や申し込み方法について、特定技能2号の詳細について解説していきます。

造船・舶用工業の特定技能2号についての概要についてはこちらの記事で紹介しています

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験とは

特定技能2号_造船_試験

特定技能2号の造船・舶用工業分野における試験は、一般財団法人日本海事協会が主催しています。

造船・船舶工業分野で特定技能2号に移行するためには、「造船・舶用工業分野特定技能2号試験」に合格する必要があります。しかし、造船・舶用工業分野特定技能2号試験を受けるには、造船・舶用工業分野において複数の作業員を指揮・命令・管理する監督者としての実務経験を2年以上有することが必要です。

造船・舶用工業分野における試験の日程や受験資格、受験料について詳しく見ていきましょう。

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の実施場所・日程

一般財団法人日本海事協会のHPによると、造船・舶用工業分野の試験会場は特に設置されておりません。試験場所や設備等は、受験申請者にご用意していただき、日本海事協会の試験監督者が派遣されます。

受験申請者が準備する事は

  • 筆記試験が実施できる部屋
  • 実技試験のための溶接設備、溶接材料、試験材
  • 試験片加工及び曲げの試験ができる道具や機材

試験日は、受験申請者の希望日時をもとに日本海事協会と調整し、決定されます。

参考:日本海事協会(ClassNK)「特定技能2号試験(溶接)の実施」

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の申込期間


試験を希望する日の 3 カ月程度前に、日本海事協会に特定技能試験に関して問い合わせください。


造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の受験資格

受験資格は、下記項目全てに当てはまっていることが条件です。

  • 試験日において満17歳以上
  • 在留資格を持っている
  • 試験日の前日までに、造船・舶用工業分野において複数の作業員を指揮・命令・管理する監督者としての実務経験を2年以上有する

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の受験料

受験料(一人当たり):48,400 円(税抜)

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の内容

特定技能2号_造船_試験

造船・舶用工業分野2号試験は、溶接のみ行われています。塗装、鉄鋼の2号試験は、今現在(令和6年9月)未定です。

試験は筆記試験と実技試験の2種類です。

造船・舶用工業分野の特定技能2号試験の詳細(現時点では溶接のみ)

試験言語日本語
実施主体一般財団法人日本海事協会
実施方法筆記試験と実技試験
試験時間60分以上

【学科試験】

安全衛生等確認試験(筆記試験)
出題範囲 : 溶接作業に関する安全衛生・知識・技能

【実技試験】

実技試験は、受験者の希望する溶接方法により以下の2種類から選択する。

1) 手溶接又は半自動溶接の場合

  • 溶接方法は、「手溶接(MW)」、「半自動溶接(SW)」のどちらかとする。
  • 製品の種類は、「板材(P)」とする。
  • 継手の種類は、「突合せ溶接(B)」とする。
  • 母材の種類は、「普通鋼(CS)」、「ステンレス鋼(SU)」、「アルミニウム合金(AL)」のいずれかとする。
  • 母材の厚さは、「12mm 以上」とする。
  • 溶接姿勢は、「上向(PE)」、「立向上進(PF)」の両方とする。
  • 継手の詳細は、「片面溶接裏当てあり(ssmb)」、「片面溶接裏当てなし(ssnb)」のどちらかとする。

2) TIG溶接の場合 溶接方法は、「TIG溶接(TW)」とする。

  • 製品の種類は、「板材(P)」とする。
  • 継手の種類は、「突合せ溶接(B)」とする。
  • 母材の種類は、「普通鋼(CS)」、「ステンレス鋼(SU)」、「アルミニウム合金(AL)」のいずれかとする。
  • 母材の厚さは、「3mm 未満」とする。
  • 溶接姿勢は、「上向(PE)」、「立向上進(PF)」の両方とする。
  • 継手の詳細は、「片面溶接 裏当てあり(ssmb)」、「片面溶接 裏当てなし(ssnb)」のどちらかとする。

詳しい実技試験については、一般社団法人日本海事協会のHPで確認できます。

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の合格率

造船・舶用工業分野の特定技能2号試験については、公表されていません。しかし、公表されている他分野の特定技能2号試験の合格率を比較すると、専門性が問われ難易度の高い試験だという事が伺えます。

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の申込み方法

特定技能2号_造船_試験

こちらでは、試験の申込みの流れについてみていきましょう。申込みの流れは下記の通りです。

①日本海事協会に問い合わせをする。

特定技能2号試験を希望する方は、試験日の3カ月程度前に、一般財団法人日本海事協会に特定技能2号試験に関して問い合わせください。

日本海事協会から受験に関する説明および必要な設備・材料等の受験条件等の説明を受け、試験準備をしましょう。

②申請書と誓約書をダウンロードし、メールにて送信

特定技能2号試験が実施可能と日本海事協会から判定されましたら、「特定技能2号溶接試験申請書」と「2号特定技能外国人に求められる実務経験に係る誓約書」をダウンロードし、必要事項を記入し、顔写真(電子データ)とともにメールに添付して送付してください。

※日本国内で受験する場合には、在留カードの写し及びパスポートの写しを合わせて送付
ください。

試験申請書と実務経験の誓約書は、日本海事協会のHPからダウンロードができます。

③受験料を支払う

申込みが受理された後、受験費用の請求書が日本海事協会から送付されます。支払い期限までに指定の口座に振り込みましょう。

④試験に関するメールを保存する

受験料振り込み完了後、日本海事協会から受験番号、受験者氏名、試験日時、試験会場等を記載した受験に関する通知を受験申請者にメールされます。

試験当日に必要になりますので、印刷したもの又はスマートフォン等に保存をし、いつでも表示できるようにしましょう。

造船・舶用工業分野における特定技能2号試験の注意点・よくある質問

特定技能2号_造船_試験

学科試験・実技試験についての教科書はなし

他分野と違い、造船・舶用工業分野特定技能2号試験に関する教科書や参考書等は現時点(2024年9月)ではありません。

特定技能2号の試験申込みは実務経験が必須

以上、造船・舶用工業分野における特定技能2号試験について詳しく解説しました。造船・舶用工業分野の2号試験については、実務経験証明書と誓約書を添付するため、特定技能外国人2号を受け入れる事が決まったらすぐに会社に依頼しましょう。


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