目次
みなさんこんにちは!特定技能の書類作成・人材管理システムを提供しているSMILEVISAです。
特定技能の在留資格を取得するためには特定技能評価試験と日本語試験に合格する必要があります。建設分野では「建設分野における特定技能1号評価試験」が行われており学科試験と実技試験を受験します。
今回の記事では「建設分野における特定技能1号評価試験」の試験の内容や申し込み方法、注意点などを詳しく解説します。
建設分野における特定技能1号評価試験とは?

建設分野特定技能1号評価試験は建設作業の基本的な技能を評価する試験です。この試験では、建設図面の読解力や指導者からの指示や監督を受けて適切で安全な作業を行う能力が求められます。
特定技能の建設分野には2種類の試験があり、一つは先ほど述べた建設分野特定技能1号評価試験(JAC主催)、そして技能試験については中央職業能力開発協会が主催しています。
建設分野特定技能1号評価試験(JAC主催)の評価レベルは技能検定3級と同じくらいの水準となっています。技能検定については、中央職業能力開発協会HPをご覧ください。
試験を受ける人には一定の専門知識と技術があり即戦力として作業現場で活躍できることが期待されています。
それでは試験の概要を確認していきたいと思いますが、その前にまずは建設分野の業務再編について押さえておきましょう。
建設の業務区分の再編で試験はどう変わった?
これまで建設分野の業務区分は19区分と大変細かく分けられていました。
そのため特定技能外国人が携われる業務が限定される、建設業に係る作業のなかで特定技能に含まれないものがあるなどの不都合がありました。
これを改善するために業務区分を3区分に統合し特定技能の業務範囲の拡大が図られました。現在の業務区分は下記の3区分です。
- 土木区分(コンクリート圧送、とび、建設機械施工、塗装など)
- 建築部門(建築大工、鉄筋施工、屋根ふき、左官、内装仕上げ、塗装、防水施工など)
- ライフライン・設備区分(配管、保温保冷、電気通信、電気工事など)

出典:国土交通省 制度概要資料
この再編にともない特定技能1号評価試験も2022年から3つの試験区分に統合されました。
たとえば土木区分の試験に合格すると土木区分の業務に従事できるというように合格した区分の業務に就業できます。
建設分野における特定技能1号評価試験の日程と試験会場は?
試験は国内では毎月様々な場所で実施しています。
令和7年実施の日本国内の試験においては2025年3月時点で下記の都道府県にて実施されています。
東京、大阪、岡山、栃木、愛知、北海道、広島、福岡、宮城
開催スケジュールは建設技能人材機構(JAC)のホームページに掲載されています。だいたい2カ月先までの試験実施日が決まっていますので申し込みの前に確認しておきましょう。

建設分野における特定技能1号評価試験は海外でも受けられる?
試験は、海外でも実施されています。実施国は下記です。
バングラデシュ、カンボジア、インド(ゴウハティを除く)、インドネシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、フィリピン、スリランカ、タイ、ウズベキスタン、ベトナム
詳しい試験日程はPROMETRICホームページから確認できます。
建設分野における特定技能1号評価試験の受験資格
受験できるのはこちらの3つの条件を満たした人です。
- 試験日当日に満17歳以上の外国人(インドネシア国籍の人は、試験日に満18歳以上であること)
- 試験に合格した場合に日本国内で働く意思がある人
- 在留資格があり、パスポートを持っている人
建設分野における特定技能1号評価試験の受験料
受験料は2,000円で受験会場にて現金で支払います。
海外の場合、国ごとに受験料が定められていますので、PROMETRIC 国別受験料からご確認ください。
建設分野における特定技能1号評価試験の内容

それでは試験の実施方法や出題範囲を確認していきましょう。
試験は学科試験と実技試験があります。実施方法はCTB方式でコンピュータの画面に問題が表示されマウスやキーボードで選択肢を選んで解答します。
問題は日本語で出題されます。漢字が使われている問題文の下に、すべてひらがなの文章が表記されています。
学科試験 | 実技試験 | |
問題数 | 30問 | 20問 |
試験時間 | 60分 | 40分 |
出題形式 | 真偽法(〇×)および2~4択式 | 真偽法(〇×)および2~4択式 |
実施方法 | CTB方式 | CTB方式 |
合格基準 | 合計点の65%以上 | 合計点の65%以上 |
建設分野における特定技能1号評価試験の試験範囲
学科試験の試験範囲は、下記の通りです。
- 日本の現場で大切にしていること
日本の建設工事の施工体制やチームワークなどについて
- 日本の現場で働くうえで守らなければならない法令
労働法、建設法などの法律について
- 建設工事の種類と業種
建設工事の種類と主な専門工事の業務の内容について
- 建設現場で使われるあいさつ・用語・共同生活上の注意
あいさつ・緊急時の呼びかけや建設現場で使われる用語について

学科試験は土木、建築、ライフライン・設備とも共通の試験範囲から出題されます。こちらが学科試験のサンプル問題です。

実技試験の試験範囲は下記の通りです。
- 工事現場で使われる工具、機械、材料、計測器の知識
職種ごとの工具、機械、材料、計測器について
- 建設現場の施工に関する知識
建設現場に共通する知っておきたい知識や施工知識について
- 建設工事の安全
建設現場で行う安全活動について
実技試験は土木、建築、ライフライン・設備それぞれの分野について上記の知識が問われます。こちらが土木分野の実技試験のサンプル問題です。

詳しい試験範囲は建設技能人材機構のホームページで確認できます。
テキスト、パソコン操作の練習もありますので学習に役立てましょう。テキストは令和5年5月現在、日本語、英語、インドネシア語で用意されておりベトナム語も準備中となっています。
試験は日本語で行われますが、理解を深めるために活用すると便利です。
試験の申し込みから合格証明書受領までの流れ

試験申し込みから合格証書受領までの流れをみていきましょう。
- スマートフォンアプリ「JAC Members」インストール、アカウント登録
- 試験の申し込みをする
- 申し込み内容の確認後、受験票が発行される
- 受験する
- 合否判定・結果通知が届く
- 受験者に合格証が届く
となっています。申し込みの流れについて詳しく解説していきます。
受験申込みの流れ
試験の申し込みは受験者本人がスマートフォンアプリ「JAC Members」をインストールします。インストールは一般社団法人 建設技能人材機構HPから行ってください。
登録の手順はこのようになっています。
- 「新規登録」のボタンをタップする
- アカウント申請画面で必要な情報を入力する
下記の6つの項目を入力します。注意するべき点はこちらです。
- メールアドレスは本人ものである必要があります。事前に自分のメールアドレスを用意しておきましょう。
- パスワードはアルファベットの大文字と小文字、数字を含めた8文字以上のパスワードを決めます。忘れないようにメモをして保管しましょう。
- 身分証明書の撮影では、文字が読めないと申請が受け付けられない可能性があります。
- 顔写真の撮影では、口は閉じた状態で背景はものが映らないようにしてください。
- 入力が終わり、同意事項を確認したら「JAC Members」のメールアドレスの確認を行う
まだここでは登録できていませんので、次の手順に進みます。

メール本文のリンクをクリックし、メールアドレスの認証を完了させます。
- アカウント登録の完了
アカウント申請についてJACが確認して、承認します。承認まで数分かかる可能性があります。
承認されたらアカウント登録は完了になります。
建設分野における特定技能1号評価試験の申し込み方法
アカウント登録が完了したら試験の申し込みをしていきましょう。
- スマートフォンアプリ「JAC Members」を立ち上げ、日本国内試験の一覧画面を表示
- 受験案内を確認し、申し込む
受験案内を表示し、内容を確認してください。
- 在留カードまたはパスポートの写真、顔写真などの情報を登録する
顔や文字がはっきり分かる写真を撮りましょう。撮影の詳細に関しては、一般社団法人 建設技能人材機構HPからご覧ください。
写真の撮影が終わったら、住所や職種を入力します
①性別
②居住国
③在留資格の選択
④現住所
⑤試験種類の選択
⑥日本の建設現場で働いたことがあるかどうか
※「なし」を選んだ人が試験に合格すると無料で安全衛生教育を受けることができます。
⑦JACからの連絡について
※「送って良い」を選ぶとメールでイベント情報が送られてきます。
すべての項目の入力が終わったら【登録する(確認画面へ)】をタップします。

- 申込内容を確認して申し込む
入力内容を確認して間違いがなければ【申し込む】をタップします。
- 試験申し込みが完了する
正しく申し込みができると申し込んだ試験の右上のラベルが「受付完了」と表示されます。

受験票や合格証のファイルが開けないときは?
ダウンロードした受験票のPDFをスマートフォンの画面上に表示できないという問い合わせがとても多いようです。試験会場で慌てないように事前に操作方法を確認しておきましょう。
見ることができない場合は下記リンクを参照してください。
試験の注意点

- 試験は会場ごとに受験できる定員があり各日それぞれ80名程度となっています。
受験申し込みの受付期間は日程や会場によって異なりますが、2週間~3週間前までに申し込むと安心ですので必ずスケジュールを確認して早めの申し込みを行いましょう。
【申し込み期間の例】
2月5日試験の申込み:
令和6年1月12日から1月26日正午12:00まで
2月15日、16日、19日試験の申込み:
令和6年1月12日から2月9日正午12:00まで
2月26日試験の申込み:
令和6年1月12日から2月16日正午12:00まで
2月29日試験の申込み:
令和6年1月12日から2月28日正午12:00まで
- 試験当日の集合時間は同じ試験日でも人によって異なります。必ず受験票に記載された時間に集合しましょう。
- 試験の合否は試験後2週間ほどでマイページに届きます。合格の場合はメッセージと合格証のPDFが添付されていますので、大切に保管してください。
また、試験の内容や合格しているかどうかなどの問い合わせは受け付けていませんので、必ずマイページから確認してください。
キャンセルについて
試験のキャンセルはマイページのキャンセルボタンから手続きできます。
マイページに【キャンセル】ボタンが表示されていないときは、マイページに登録しているメールアドレスからsset@jac-skill.or.jpにメールを送信してキャンセルを依頼します。
件名は「試験のキャンセル」と入力し、本文に試験日・試験区分・氏名を入力し送信します。
試験準備はゆとりをもってスケジュールを立てましょう
今回は「建設分野における特定技能1号評価試験」について詳しく解説しました。
試験の申し込みまでにマイページの登録など準備が必要なため、時間に余裕をもってスケジュールを立てられると良いですね。
試験で実力が発揮できるようにスマートフォンやパソコンの操作方法を確認しておくと安心です。
SMILEVISAではこれから特定技能を自社支援で受け入れていきたい、特定技能の管理費を大幅にコストカットしたい、書類の申請を効率化したい!とお考えの受入れ企業様向けの特定技能管理システムを提供しています。
自社支援の開始に自信がない方でも、問題なく自社支援に切り替える伴走サポートもございます。当社をご利用した100%の企業様が自社支援を成功させています。特定技能の自社支援をご検討の方は、ぜひこちらよりお気軽にご相談ください!

※本記事は現時点(2025年3月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国在留管理庁や在外公館まで直接お問い合わせいただくようお願い致します。