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みなさんこんにちは、SMILEVISAです!
特定技能外国人が日本で働き生活する場合、必ず必要になるのがお金です。近年日本では、キャッシュレス決済が進みレジでの決済はもちろん、電車の改札でもカード決済が導入されるようになりました。
私達日本人が当たり前にもっているクレジットカードですが、特定技能外国人はカードを作ることはできるのでしょうか。
クレジットカードを作りたいと職場の外国人に聞かれたり、実際にクレジットカードは作れるのか疑問に思ったりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、特定技能外国人はクレジットカードを作ることができるか、おすすめのクレジットカード会社について、解説していきたいと思います。
特定技能外国人のクレジットカード事情
結論からお伝えしますが、特定技能外国人でも、クレジットカードを作ることができます。原則、外国人はクレジットカードを作ってはいけないという法律はありません。ただ、カード会社もカードを作る人に対して問題なく返済ができるか否かを確認しています。
そのためにはクレジットカードを作る際に外国人も日本人と同じ様にカードの審査を受け、審査に受かる事が必要です。
外国人がカード審査を受けるには以下の書類が必要です。
①身分証明書
在留カード・特別永住証明書・運転免許証・健康保険証・パスポート・携帯電話の端末代金
①は全て必要ではなく、いずれか数点が必要です。自分の身分を示すために在留カードとパスポートは必ず用意しましょう。
②収入がわかる書類
給料証明書・源泉徴収票・会社から給料が振り込まれているキャッシュカードと印鑑
②に関しては、用意ができればカードを作成する際に有利になりますので、できる限り揃えておきましょう。
特定技能外国人がクレジットカードを作成する際の条件
外国人が日本でクレジットカードを作成する際に必要な条件があります。
①日本に3ヶ月以上滞在している
②日本国内に住所がある
③日本国内の銀行等で口座を開設している。
④携帯電話や固定電話等を持っている
⑤日本語の読み書きができ、規約内容を理解できる。
①~⑤の条件が全て揃わないとクレジットカードが作れないというわけではありませんが、少なくとも最低限条件を揃えておくと、スムーズにカードを作成できる可能性が高いです。加えて日本人と同様、18歳以上で契約者自身に安定した収入がある事が大前提です。
特定技能外国人がクレジットカードを申込みする方法
特定技能外国人がクレジットカード作成を申込むには以下の方法があります。
①窓口や店頭、銀行や信用金庫の窓口で申込む
銀行の窓口、ショッピングセンターやデパート等で、カードを作る事ができます。申込みをする際は、必要書類を忘れずに持って行きましょう。
②インターネットで申込む
店頭に行く時間のない場合は、インターネットで申込みをしましょう。後日郵送で書類が届きます。書類を記入し、必要書類を郵送する場合がありますので、あらかじめ準備をしておきましょう。
※近年はインターネット上で手続きができる会社がありますが、不安な方は店頭でお手続きをすることをおすすめします。
特定技能外国人におすすめのカード会社
2024年5月、外国人の生活支援を手がける名古屋市の企業「KUROFUNE」と、大手カード会社の「クレディセゾン」が協業し、特定技能で働く外国人のクレジットカードを取得する支援事業を始めました。
クロフネが手がける特定技能人材を雇用する企業向け支援アプリの利用者が対象。クレディセゾンによると、外国人は帰国後に利用額が回収不能になるケースがあり、生活基盤が不安定と判断したら発行を断ることが多いという。アプリ利用者の社会性を担保し、カードを取得しやすくする。
特定技能外国人の立場からすると、こちらのカード会社であれば申込しやすくなる可能性があります。クレセゾンに関してはこちらから詳細を確認できます。
また、大学生でも作れるカードがあります。こちらは学生向けのカードなので、留学生ビザを取得した時にあらかじめ申込みをし、カードを作っておくといいでしょう。学生カードについての詳細はこちらのウェブサイトCredit-CardGETが参考になります。
特定技能外国人がクレジットカードを作成する際の注意点
①キャッシング枠を希望しない
キャッシングを設定すると、審査が厳しくなる可能性があります。キャッシング枠については、多めに設定しない等工夫することをおすすめします。
②クレジットカードを大量に作りすぎない
クレジットカードを何枚も持っていると、管理が大変です。また、ついつい使いすぎてしまうこともありますので、できるだけ1枚に留めておきましょう。別のクレジットカードなどで支払いが滞っているとクレジットカードの作成が難しくなります。
③返済期限はきちんと守る
請求の遅延や未払いが続くとカード会社の履歴に残り、返済能力や信用度を問題視されてしまいます。
④パスポートに記載された本名で申込む
通名やニックネームではなく、パスポートに記載された名前で申込みましょう。
⑤虚偽情報で申込まない
虚偽の情報で申込みをすると、文章偽造罪や詐欺罪に問われますので注意しましょう。
クレジットカードは個人とカード会社との信用の上に成立しております。一度でもカード会社から信用を失うと、次回日本でカードを作る際に履歴が残ってしまい、次回再度カードを作成する事が難しくなります。
特定技能外国人がクレジットカードを作れなかった場合
もし、特定技能外国人がクレジットカードが作れなかった場合は、デビットカードを申込みしてみましょう。デビットカードは預金口座と紐づけてありますので、使いすぎて支払いに困る事はありません。しかし、預金口座の残高を超えると利用できなくなりますので注意しましょう。
近年は、設定すれば海外でも使えるデビットカードもありますので、インターネットで調べたり、口座開設をしている金融機関に聞いてみましょう。
ソニーバンクWallet(こちらのサービスは、海外でも使えるデビットカードを提供しています。お申し込み時に日本に6ヶ月以上滞在している事が証明できる本人書類の提出が必要です。)
まとめ
以上、特定技能外国人が日本でクレジットカードを作る具体的な方法や注意点を解説しました。特定技能外国人でもクレジットカードは作れます。会社で特定技能外国人からクレジットカードを作りたいと、言われた際も慌てず対応できるように、どのように作れるのかを知っておくことをおすすめします。
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※本記事は現時点(2024年8月)で確認が取れている情報となります。制度変更や書類の書式変更などで内容が変更になることもございますので、実際に申請する場合は必ず出入国在留管理庁や在外公館まで直接お問い合わせいただくようお願い致します。